2017-04-27

伊勢から鳥羽へ(金剛證寺)Day2-vol.3


レンタカーを予約した時間より1時間ほど早かったけど、レンタカー受付へ行ってみた。

「最近、単独事故が多いんですよ~。気を付けてくださいね。」

と言われ、内心どきどき。駐車場でバックした時にぶつけた、とか、そういうのが多いらしい。
駐車場へ案内され、わたしを待っていた車は、ラズベリーピンクのリッターカー。
ウーマンレン活プロジェクト」プランといっても、予約時に「年齢:50歳」を見て、オバサンにピンクはかわいすぎるんじゃないの?って、〇ンコ色の車とかだったら(あら~お下品)がっかり・・・と思っていたので、ちょっとうれしかった。
しかもこのプランはスタートしたばかりなので、新車同然。ほんの500キロ強しか走っていない。
車の操作方法をよく確認して、ナビをセットして、出発!


・・・と、いきなりナビに騙されそうに!(←よくあるやつ)
レンタカー営業所のおねえさんはこの交差点を左って言ったのに、ナビは右と言う。
駅までのバスもこの交差点の左から来たから、ナビを無視して、2回ほどバスで通った記憶がある道を進む。
バスに乗っておいてよかった。目印になる建物などをなんとなく頭に入れておくと、こういうときパニくらない。
なんとか伊勢志摩スカイラインの入口にたどりついた。

割引券を利用して通行料1,000円を支払い、入口のおじさんに
「運転に気を付けるところとかありますか?」
と聞いたら、そんなことを尋ねる人はいないのか?おじさんは一瞬へんな顔をしたけど
「ああ、カーブはけっこうキツイよ」
と答えてくれた。

その通り、カーブは短くてキツイ。その上、急勾配。何度かカーブを切っただけで、相当高いところに上ったみたいだった。
スピードを出そうにもわたしの運転技術では出せそうにない。ラッキーなことに、すれ違う車も、後ろからついてくる車もいないので、ゆるゆると40キロくらいで上り続ける。
ところどころ「推奨速度30キロ」って書いた標識?が立っているし、急ぐ旅でもないのでマイペースを守る。
でもご親切に車の自動アシスト機能に幾度となく「急ハンドルです。安全運転を心がけましょう」と注意された。

ようやく一時停止できる広いエリアがあらわれたので、一旦駐車。

カワイイ相棒 ダイハツboon
リッターカーといえども室内広々、快適空間

ふたたび目的地へ向かう。

朝熊岳 金剛證寺

今回はなぜかわからないけど、どうしてもここへ来たかった。
土日祝日にはここへの臨時バスがあるけれど、平日の公共交通手段はない。(最寄りの電車の駅からは徒歩2時間30分ほど)事前にタクシー会社に問合せたところ、神宮会館から金剛證寺までの往復で6,000円弱、参拝の待ち時間別途、通行料別途ということだった。ラクはカネで買えるけど~、それならいっそ、”ひとりレンタカー”いう大冒険にチャレンジすることを決意したのだ。



古刹というにふさわしいたたずまい

伊勢神宮の鬼門を守るお寺とされ、弘法大師(空海)さまにもゆかりがあるらしい。
「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」とも言われて、昔は伊勢参りとセットだったらしい。伊勢志摩スカイラインの途中にもこの歌?節?の看板が立てられていた。

旅行前、とあるブログを拝見したところ、参考文献を明記した上で
生龍という力強いエネルギーを持つ龍脈が朝熊ヶ岳から伊勢神宮内宮に向けて走っている。その龍脈の尾の部分に金剛證寺は位置している。内宮には陽の気が流れ込み、金剛證寺には陰の気が流れ込むという仕組みになっている。
と引用していた。


(ほら・・・ここも龍だ。)


参拝客がまったくいないわけではないけど、ぽつり、ぽつり出会う程度。
まあ、わたしももの好きよね・・・。



やってみるでしょう!

すんごい、重たい!!!!!
わずかに持ち上がるかどうかというかんじ。
三回まわしながら三回真言を唱え、祈念してもう一度・・・
うーーん、さっきより軽いといえば軽いような気もするけど???やっぱり重い。
お願いごとは聞き届けていただけたのだろうか???


仏足
ナスカの地上絵のようで神秘的
奈良薬師寺の仏足石を模刻したものらしい
誘われている・・・という感覚
 本堂に向かって左側にいる「福丑」
 頭の上に大黒さま
優しい眼で見つめてくれているので、たくさんなでなでした
 向かって右側に「智慧寅」
くつろぎきっている
ウィッシュになってる手をしっかりなでなでした
 それぞれ違う動物が描かれているようだけど、どんな意味があるんだろう~?
 うさぎ?
 象?
キツネ?
明星堂
極楽門
奥の院のさびれた休憩所から見える景色
開山堂
「開山 弘法大師」と札に書かれている

どれくらいこのお寺の中をうろうろしていたんだろう?
人がいないと時間の感覚なく過ごしてしまう。
時間に余裕があったら二見興玉神社まで行きたいので、ここをあとにした。